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日々勉強したこと、思ったことをざっくばらんに垂れ流します。

うつ病闘病記1 うつ病と診断されるまで

実は過去に軽いうつ病にかかり、会社を休職していた経験があります。

自分の中で経緯を整理したいので、何回かに分けてどのようにうつ病を乗り越えていったのかを書いてみたいと思います。

 

うつ病と診断されるまで

 私の場合、仕事をしていく中でどんどん自分に自信がなくなっていきました。他の人にできていることが自分はなかなかできない。そもそも大学で学んでいた分野とは全く違う分野の仕事のため圧倒的に知識が足りず、周りの話についていけない。何とかしようとして勉強しようとするが、なかなか時間も確保できず・・・。

 

いつからか朝起きるのが辛くなっていきました。辛いだけならいいのですが、だんだんと身体の不調が表れ始めます。朝起きると激しい吐き気がする、動悸がする、お腹が痛い、などといった具合です。

 

そんな状況ですから会社に無理やり行っても仕事に集中できません。集中できないと成果も出ません。元々なかなか仕事が進まずに自信をなくしていたのに、更に仕事が進まなくなりました。当然、成果物の提出も滞り始めます。

 

成果物の提出が遅れると上司から「どうなってんの?」と話しかけられます。仕事に集中できなくて・・・なんて言えませんから、ひたすら謝ります。そうすると上司から話しかけられることが辛くなってきます。自席に居ると上司に話しかけられますから、自席に座っていることすら嫌になってきます。更に仕事に集中できなくなるわけです。

 

「仕事に集中できない」というのは具体的には、①活字が全く頭に入ってこない、②常に不安や焦りを感じている、③頭にモヤがかかったような状態で考えがまとまらない、といった症状でした。インプットもアウトプットもうまくすることができず、常に不安や焦りだけを強く感じているという状況です。

 

そんな状況が数ヶ月続いたあるとき、ふと「死にたいな」と呟いている自分がいました。自分でもびっくりしました。言いたいと思って言ったわけじゃなくて、無意識にポロッと出ちゃったみたいな感じで「死にたい」と呟いていたんです。

 

さすがにこのまま一人で抱え込んでいては「死にたい」と呟くだけじゃなく、それを実行に移すようになってしまうのではないかと危機感を覚えました。「さすがにやばい」と思い、自分がどういう状況なのか調べてみたところ、「うつ病」という病気の症状に非常に似ているということが分かりました。

 

少し抵抗感はありましたが、自分の状態に危機感を持っていましたので、思い切って心療内科を受診しました。そこでお医者さんから「うつ病」だと診断されました。

うつ病だと診断されたときはショックはあまりなく、実は少しほっとしていました。数ヶ月続いていた自分の状況に、病気という理由が付いて安心したのです。

 

そこからは診断書をもらって、会社に提出して休職となりました。

休職後は投薬を中心とした治療をしていくのですが、それはまた次の記事で書いていきたいと思います。